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発達障害の子どもの勉強法としてパソコン・タブレット教材(eラーニング教材)が注目されています。
発達障害の診断でよく用いられる知能検査「WISC」でも、診断者がその結果に応じてパソコン・タブレット教材を薦めることがあるようです。

しかし、教材にもたくさんの種類があり、どれを選ぶか迷ってしまうという人も多いことでしょう。

今回は、「チャレンジタッチ」という教材が発達障害の子どもに適しているのか、実際にチャレンジタッチで勉強した人の感想を交えながら考えてみたいと思います。

 

1. 「チャレンジタッチ」ってどんな教材?対象・費用・教科など

チャレンジタッチは、「進研ゼミ」のベネッセコーポレーションが提供しているタブレット教材です。
進研ゼミには、紙の教材で学ぶ「オリジナルスタイル」と、タブレット中心で学ぶ「タブレットスタイル」があり、このうちタブレットスタイルがチャレンジタッチに当たります。

中学生講座になると、「オリジナルスタイル」と紙とタブレットで学ぶ「ハイブリッドスタイル」の2種類になります。

1-1. 「チャレンジタッチ」の基本情報

  • 対象学年:小学1年生~小学6年生(中学生は紙とタブレットで学ぶ「ハイブリッドスタイル」となる)
  • 教科:国語・算数・英語(小学1年生〜2年生)、国語・算数・理科・社会・英語(小学3年生〜小学6年生)
  • 価格:月額3,343円~5,779円(毎月払いの場合。学年によって異なる。)
  • 学習端末:専用タブレット(中学生の「ハイブリッドスタイル」はiPadで学習)
  • 保護者用画面:あり

1-2. 「チャレンジタッチ」の勉強の流れ

学校で採用されている教科書と授業の進度に合わせて、毎月決まった分量が配信されます。
「赤ペン先生のもんだい」で添削指導が受けられるほか、年に数回、紙の教材も届き、テストの予行演習もできます。

キャラクターが会話をするように授業が進んでいき、音声も聞き取りやすいので楽しみながら理解していくことができます。

 

2. 発達障害(ADHD)の子どもが「チャレンジタッチ」で勉強してみた感想

チャレンジタッチで勉強したのは、発達障害でADHD(注意欠陥多動性障害)と診断された小学2年生のSくんとその保護者。チャレンジタッチで勉強してみてどうだったのか、保護者の方に聞きました。

Sくんについて
小学2年生。ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断を受けている。学校では普通級に在籍。1年生の頃は勉強面でも周りとの大きな差がなくすごしていたが、2年生になり、遅れが目立つようになってきた。多動の症状があり、集中して授業を受けることが苦手。家庭学習の習慣がなく、無理に勉強させようとするとパニックを起こす。

2-1. 発達障害の子どもの勉強に「チャレンジタッチ」が適していた点

●動画がきれいでわかりやすい


「チャレンジタッチ」の講義は、キャラクターと生徒役が会話をするように進んでいきます。

声はプロの声優を採用していて聞き取りやすく、図解もきれいなので見やすいのが特徴です。

講義の動画の途中で質問を投げかけられる部分があるため、ただ聞いているだけでなく参加しながら進めることができます。

「登場するキャラクターがすごく気に入ったようで、アニメを見るように楽しみながら見ていました。講義はゆっくりとしたペースで、ていねいでわかりやすい印象です」

保護者のコメント

 

●1回分が短い

「チャレンジタッチ」の講義は、1回が約5分と短いのが特徴です。

そのため、集中力の持続しにくい発達障害の子どもも集中して勉強しやすいといえるでしょう。

また、講義の中で質問を投げかけられることが度々あるので、一方的に聞くだけにならず、集中力が続きそうです。

「息子は多動の傾向があり、授業などでじっと座っているのが苦手なのですが、チャレンジタッチは1回分が短く、その間は集中できているようでした。算数が好きなようで、1日に2~3回分やっていました」

保護者のコメント

 

●遊びコンテンツが多い


「チャレンジタッチ」には読み物が入った「紙しばい」やさまざまな動画が見られる「テレビ」、ゲームが楽しめる「おもちゃばこ」などのコンテンツが充実しています。

知的好奇心を刺激するようなつくりになっており、遊びの中から学ぶ意欲を持たせることができそうです。

「息子はゲームや動画が大好きなので、勉強以外のコンテンツを楽しんでみていました。自分専用のタブレットがうれしいらしく、ゲームや動画に費やす時間が減りました」

保護者のコメント

2-2. 発達障害の子どもの勉強に「チャレンジタッチ」が適していない点

●さかのぼり学習ができない

発達障害の子どもは、得意・不得意の差が大きく、現在の学年から大きく遅れをとっている可能性があります。
また、ワーキングメモリが低いため、一度勉強しても忘れてしまうことが多いでしょう。

そのため、必要に応じてさかのぼり学習できる環境が必要です。

「チャレンジタッチ」は継続利用していても1学年下までしかさかのぼれません。
それ以前の復習が必要な子どもには不向きといえそうです。

「息子は小学1年生の内容も理解できているかあやしいのですが、受講前だったため学習することができません。今後継続受講しても、1学年しかさかのぼれないのは不安です」

保護者のコメント

 

●問題数が多くない

講義のあとに2~3問の確認問題があり、それをクリアすると「がんばり問題1」、「がんばり問題2」へ進むことができます。
それぞれ5~10問で構成されており、問題量が少なめといえます。

発達障害の子どもはワーキングメモリが低い傾向があり、何度も反復学習することで学習していきます。
そのため、問題数が少ないと身につきません。

「図形の問題が好きなようで、何度も同じ内容を繰り返しやっています。最近では答えを覚えてしまったようで、応用力をつけるためにも問題のバリエーションが多いといいなと思っています」

保護者のコメント

 

●スケジュール

ログインするとキャラクターが、その日の勉強内容を教えてくれます。
バランスよく勉強することができますが、発達障害で得意・不得意の差が激しい子どもにはそれが合っていないことがあり、必ずしも今必要な内容であるとはいえません。

勉強する内容を選択することもできますが、事前にスケジュールを立てることはできません。

「教室の画面に入ると、おすすめの学習項目が出てきますが、それとは別の内容を勉強したい場合、学習する項目をいちいち選択しなければなりません。1回分が終わるごとに私が選択しているのですが、あらかじめ自分でスケジュールを組む機能があればいいなと思います」

保護者のコメント

 

3. 発達障害の子どもは「チャレンジタッチ」と別教材の併用を

きれいなアニメーションと聞き取りやすい音声で学ぶことのできる「チャレンジタッチ」は、発達障害の子どもでも楽しく勉強できそうです。

ただ、発達障害の子どもの勉強に欠かせない「さかのぼり学習」や「反復学習」のできる機能が不十分なため、「チャレンジタッチ」だけでは思うように学力をアップさせていけないかもしれません。

発達障害の子どもの勉強に使える他教材については下記をご覧ください。

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