• 教材
    発達障害を持つ子どもにはタブレット教材がおすすめ?WISCの視点からも◎
    2018年12月9日
  • 教材
    発達障害の子どもの勉強にスマイルゼミは適しているのか?
    2018年8月4日
  • 教材
    【体験談あり】発達障害の子どもの勉強に「チャレンジタッチ」は適しているのか?
    2018年7月26日
  • 教材
    発達障害の子どもの教材を選ぶには?特性に合ったおすすめ教材を選ぶ
    2018年8月9日
  • 教材
    【体験談あり】発達障害の子どもの勉強に「すらら」は適しているのか?
    2018年7月31日
  • 教材
    【徹底比較】算数が苦手な子どもにぴったりのeラーニング教材はこれだ!
    2018年9月26日

勉強 教え方「小さな子どもに勉強を教えるのは大変」といった経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
自閉症スペクトラムなどの発達障害の子どもは、自分の興味や関心のないことにはなかなか集中できず、気が散りやすいことも多いため、勉強の教え方に苦労することも少なくありません。
しかし、発達障害の子どもの特性をしっかり見極めながら、ポイントを押さえて勉強を教えていけば、親も子どもも無理なく楽しく勉強を進めることができます。
今回は発達障害の子どもに勉強を教えるコツとして、家庭学習で気をつけたいポイントから、文字の読み書き・算数などの具体的な支援方法まで詳しくご紹介します。

1. 発達障害の子どもの家庭学習で親が気をつけたい7つのポイント

家庭学習 ポイント発達障害の子どもに勉強を教える際に、工夫できるポイントをご紹介いたします。子どもの特性に合わせて、組み合わせて取り組んでみてください。

1-1. 自己肯定感を下げないように意識して接する

ADHDのように集中力が続かず、勉強がうまくはかどらなかったり、勉強に全然集中できなかったりすると、勉強で叱られてしまうような状況が増えてしまいます。「自分はダメな人間だ」、「勉強ができない子どもだ」と自分を否定してしまい、勉強がますます進みにくくなってしまいかねません。
そのため、当たり前のような問題や課題ができた時にもこまめに褒めて、「自分はできるんだ」と自分を肯定する「自己肯定感(じここうていかん)」を育てていくことで、勉強がしたい、勉強は楽しいもの、という意識を持たせましょう。勉強 褒める発達障害の子どもは、コミュニケーションの特性を踏まえて、はっきりとわかりやすく伝えるなど、褒め方の工夫も必要です。褒め方に関する詳細は下記記事をご覧ください。

1-2. 目標は初めから高く設定しない

「ここまでは簡単にできるだろう」と思っていても、なかなか親の思い通りに勉強がはかどらないことも少なくありません。「なんでこんなこともできないの!」と叱る前に、ありのままを受け入れてあげて、目標を低く設定しましょう。
問題の内容はもちろん、学習する時間や正解率など「できる目標」を設定して、「できた」という成功体験を積み重ねられるように工夫しましょう。勉強 できる例えば、勉強内容の目標設定の工夫として、「無学年学習」があります。一般的には学年で学習内容が決められていますが、年齢ではなく、一人一人の子どものできるレベルに合わせた課題を設定して学習する方法です。
適切な目標を設定することで、子どもが勉強を嫌いにならないことはもちろん、親も叱ってストレスをためることがなくなるというメリットがあります。
無学年学習ができる教材については、下記記事をご覧ください。

1-3. スモールステップを意識する

目標設定を低くするのに加えて、目標を上げるときも、「ちょっとずつ」という意識を持ちましょう。小さな目標を達成する体験を増やすことで、「できる」という体験を増やしてあげましょう。

1-4. 勉強時間は短く区切る

「目標設定を低く」、「スモールステップ」を意識して、勉強する時間は短くするようにしましょう。発達障害のない子どもでも30分集中して勉強するのは難しいものです。「5分間座っていたら合格!」くらいの気持ちから始めることが大切です。

1-5. 勉強しやすい環境を用意する

勉強しやすい環境を作るため以下のような工夫をしましょう。

<勉強しやすい環境の具体例>

  • パーテーションで仕切る
  • 机を白く飾りのない壁に向ける
  • 物音や声が聞こえないようにする
  • 近くに興味や関心のあるものを置かない

以上のように余計な刺激が入らず、落ち着ける環境を用意しましょう。

1-6. 視覚的な情報を活用する

アスペルガー症候群の子どものように、耳から聞くよりも、絵や写真を活用して勉強することで、理解を進めやすいことも多くあります。例えば、数の学習でも、数字だけでなくイラストを活用することで、子どもも興味を持ちやすくなります。数字 イラストまた、イラストや写真を活用しながら、言葉を添えることで、楽しみながら言葉を身につけることもできます。学習時間に関してもタイマーを活用して、すぐ目につくようにして、終わる見通しを持ちやすくすることで、集中できる場合もあります。

1-7. タブレット教材など馴染みやすい教材を活用する

学習障害などで文字が書けないのに、ドリルなどで漢字の勉強を繰り返すことは苦痛で勉強を嫌いになりかねません。そのような場合には、アニメーションやリズムを活用したタブレット教材がおすすめです。発達障害の子どもが楽しく勉強できるような工夫がしてあり、無学年学習も可能な教材もあります。
しかし、タブレットだからといって、子ども任せにせず、時間の設定や内容の補足など親の支援は欠かせません。教材の選び方については、下記記事をご覧ください。

2. 文字を読むのが苦手な子どもへの教え方の工夫は?

「文字が読めないからできるだけ本を読ませる」というのはおすすめできません。本 読む確かに本を読むことは、文字を文章としてつなげて読む練習には大切ですが、読むのが苦手なうちに本読みを強制されると、ますます読むことが嫌いになるリスクもあります。
文字を読めない場合、長い文章をうまく目で追うことができなかったり、助詞の理解が難しかったりすることがあります。そのため、以下のような練習が有効です。

<文字を読むのが苦手な子どもにおすすめの勉強>

  • イラストや写真を活用しながら単語ごとに読む練習をする
  • 助詞は「鳥が飛ぶ」など短い文から練習する
  • 文章は文節ごとに斜線を引く
  • 読む部分以外は隠せるシートを使う

このように、文章をしっかり目で追えるように工夫しながら、少しずつ長い文章が読めるように勉強しましょう。
また、音の聞き分けが難しいことで文字を読めない場合は、ひらがなの文字と音が一致するように一緒にひらがなを読む練習から始めましょう。タブレット教材やアプリを活用して音声や映像を活用するのもおすすめです。

3. 文字を書くのが苦手な子どもへの教え方の工夫は?

文字を書くのが難しい時、見聞きした文字を1度記憶するワーキングメモリーに障害がある場合があります。また、ADHDのように集中できず聞き逃したり、感覚の障害や手先の細かい運動の障害で鉛筆をうまく使えなかったりと、書字ができないこともあります。
そのため、まずは子どもがなぜ「書けないのか」という点を把握するために、いろいろ工夫を試したり、専門家に確認してもらったりすることから始めましょう。専門家 相談そして、文字だけでなく直線や曲線、円などいろいろな形をなぞって書いて、書く楽しさや、書く力を育てましょう。その後は、文字のなぞり書き、書写というように、少しずつ難易度をあげながら、スモールステップを意識して練習しましょう。

4. 算数が苦手な子どもへの教え方の仕方は?

算数が苦手な子どもは、数字の順番や数の大小、繰り上がり、繰り下がりなど数に関する法則が理解しにくかったり、ワーキングメモリーが働かず、繰り上がりの数などが覚えられなかったりする場合があります。算数 苦手まずは、数字を1つずつ覚えたり、10まで順番に数えたりと数の簡単な概念や規則から身につけるようにしましょう。好きなおもちゃやアニメーションなどを活用して行うと、積極的に学習に取り組めます。
数字が読めたり、数えたりできるようになったら、おもちゃなどを使って、足し算や引き算など少しずつ難易度をあげながら計算に取り組みましょう。

5. 発達障害の子どもへの勉強の教え方に関するまとめ

どんな子どもでも、発達には凹凸があり、得意なことや苦手なことがあります。
発達障害の子どもも同じで、発達の遅れが見られる部分はあるかもしれませんが、良い部分もたくさん持っています。まずは子どもの特性をしっかり理解して、子どものペースに合わせて勉強を進めるようにしましょう。
しかし、自分の子どもの特性と言われても、十分にわからない場合も少なくありません。自分だけで悩まず、気軽に専門家に相談するのがおすすめです。ぜひ、子どもの特性に合わせた勉強方法をして、子どもと一緒に楽しみながら学習を進めていきましょう。

学習環境の関連記事
  • 9歳・10歳の壁を乗り越える!長所を生かした勉強法とは?
  • 勉強が苦手な子におすすめしたい「無学年方式」の勉強法とは?
  • 何度書いても漢字が覚えられない子の勉強法は?得意な認知処理様式で対応
  • 算数の文章題は読解力!?苦手を脱却する学習法
  • 勉強が苦手な子にこそおすすめ!家庭教師でも塾でもない勉強法とは?
  • 「小学生に上がったのに勉強しない!」親ができることは?
おすすめの記事