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中学校・高校と進むにつれて、授業の内容はどんどん難しくなり、勉強ができる子とできない子の差は大きくなってきます。
また、卒業後の進路についても考えなければならない時期がやってくるでしょう。

この時期、保護者のほうが焦って、子どもに勉強させようとする傾向が強いようです。

しかし、これまで勉強に苦手意識を持っていた子どもを変えるには、今までと同じやり方ではうまくいきません。
そこで、発達障害の中学生・高校生が今すぐにでも見直すべき「勉強法」をご紹介します。

1. 発達障害の中学生・高校生が最優先すべきなのは?「遅れを取り戻すこと」

現在、学校の授業についていけるならそれで良いのですが、そうでないなら、少しでも早く遅れを取り戻すことが最優先です。

勉強が遅れている状態だと、学校の授業が理解できず、差はどんどん開いていきます。

理解できないと勉強がつまらないものになり、自ら勉強しようとしなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
国語、数学、英語などの知識を積み上げていく教科はとくに、過去の内容を理解していないと先へ進むことができません。
そのため、「さかのぼり学習」ができる「無学年方式」で勉強することを心がけましょう。

1-1 勉強法① 無学年方式でどこまでもさかのぼって勉強しよう

遅れている勉強を取り戻すために必要なのは、過去の学年にさかのぼって勉強し直す「さかのぼり学習」です。
どのくらい過去に戻ればいいかは、遅れの度合いによって変わってきます。

たとえば、苦手な国語は小学校低学年に戻って勉強し直し、得意な数学は中学1年生からという風に、教科によっても異なるでしょう。
発達障害の子どもの場合、中高生でも、小学校の内容からやり直す必要があるケースも少なくありません。

そのため、今の学校の授業に沿った勉強より、一人ひとりの状況に合わせて、柔軟にさかのぼり学習ができる無学年方式が適しているといえます。

1-2 勉強法② 体系的な学習で知識を積み上げよう

発達障害の子どもの学習に「無学年方式」は適していますが、厳密に言うと、それだけでは十分とはいえません。

たとえば算数の中でも、計算は得意だけど図形は苦手というように、分野ごとに得意・不得意があるでしょう。

そういう場合は、算数の勉強を学年で区切ってまんべんなく勉強するより、「体系的」に勉強することが効果的です。苦手な図形は、小学1年生に戻り、ゼロから知識を積み上げ今の学年に追いつかせる、というように、学んだ内容を忘れないうちに進んでいくことで理解が深まります。
ワーキングメモリが低い子どもであっても、このように集中して勉強することで知識が定着しやすくなります。

数学を例に、体系的な勉強とそうでない勉強の流れをご紹介します。

体系的な勉強の例

体系的でない勉強の例

複数の分野を少しずつ進める学校の授業は体系的な学習とはいえない。

 

2. 発達障害の特性に合った学習環境とは?必要な勉強法から代表的な教材・塾・家庭教師の特徴まで

発達障害の子どもは、その症状によって勉強にさまざまな問題を抱えています。

早い段階で自分に合った教材や塾、家庭教師を見つけて環境を整えることは、その後のすべての学習に良い影響を与えます。
反対に、適さない環境で勉強を続けていても、効果は出にくく、努力が報われないということになってしまいます。

発達障害の症状は一人ひとり違います。
自分に合った学習環境を見つけるには、きちんとした診断が必要です。

そのうえで、得意な部分を延ばし、不得意な部分を補う形を考えていきましょう。

2-1 発達障害の特性ごとに必要な勉強法

発達障害の症状によってどんな学習環境が必要なのか、その例をご紹介します。

例1)読み書きが苦手な場合

学習障害(LD)の中のディスレクシア(読み書き障害)の場合、原因がいくつかあります。

文字の形を認識する視覚情報処理が苦手なケース、文字と音を結びつける聴覚情報処理が苦手なケースなどさまざまですが、同時に「視覚優位」、「聴覚優位」などどちらか得意になることがよくあります。

その場合、得意な感覚を生かした勉強法がおすすめです。
たとえば、動画やアニメーションを使ったeラーニング教材なら、紙の教材より適していると考えられます。

例2)ワーキングメモリが低い場合

発達障害の子どもの中には、ワーキングメモリが低く、学んだことをすぐに忘れてしまう子もいます。

記憶を定着させるには、何度でも反復学習するのが効果的です。

その場合、理解できるまで何度でも同様の問題を出題したり、少し時間を空けて復習させたり、その勉強にとことん付き合ってくれる先生や保護者が必要です。

例3)処理速度が遅い場合

わからないわけではないのに学校のテストが最後まで終わらず、時間制限になってしまうようなケースがあります。

処理速度が弱く、人よりも時間がかかってしまう子どもの場合、マイペースで勉強できる環境が必要です。

どんなに時間がかかっても、最後まで解けたという達成感を感じさせてあげるようにしましょう。

例4)集中力がすぐに切れてしまう場合

多動・衝動の症状がある場合、机に向かっても、すぐに集中力が切れてしまい、落ち着いて勉強できません。

そのような子どもでも、ゲームなど楽しいことに対しては集中できることがあります。

ゲームをするように楽しく勉強できる方法を見つけてあげるといいでしょう。

WISCの診断結果を参考にしよう

発達障害でよく用いられる知能検査に「WISC-IV」があります。

これは「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリ」の4つの指標で診断するもので、その結果によって、子どもの得意・不得意がわかります。

この結果が勉強法を考えるのに役立つでしょう。

WISCの4つの指標は以下の通りです。

■「言語理解」
語彙力や言語知識、その知識を状況に合わせて応用しながら使う能力を評価。

■「知覚推理」
視覚的な情報を取り込み、各部分を関連づけて全体を推測する能力を評価。

■「処理速度」
視覚的な情報をすぐに認知し、事務的に、正確に数多く処理していく能力を評価。

■「ワーキングメモリ」
聴覚的な情報に注意を傾け、一時的に正確に記憶しておく能力を評価。

2-2 発達障害の特性に合った教材・塾・家庭教師を見つけよう

発達障害の中学生・高校生に適した勉強法とは、「無学年方式」で「体系的」に、そして、「視覚や聴覚など得意な感覚を生かして」勉強することです。

発達障害の中学生・高校生には、この勉強法ができる学習教材や塾、家庭教師を選んであげてください。

代表的な勉強法の特徴を簡単にまとめました。

 無学年
方式
体系
学習
備考
くもん算数の図形問題が無い。
「自学自習」のため、自分でプリントを解く勉強がメイン。
発達障害を持つ子どもが「くもん」の教室に通うのは無意味なのか?
集団指導塾××
個別指導塾×自分のペースで必要に応じてさかのぼって学習できるが、体系的な学習ではないことが多い。
発達障害を持つ子どもにぴったりの塾を比較・検討してみた
家庭教師発達障害専門の家庭教師でない場合、障害に理解がないことがある。
発達障害を持つ子どもはどんな家庭教師を選んだらいいの?
進研ゼミ××
チャレンジ
タッチ
××継続受講の場合、前の学年まで戻れる機能はある。
発達障害の子どもの勉強にチャレンジタッチは適しているのか?
スタディサプリ×スタディサプリは全学年の授業動画が見放題だが、体系的な学習ではない。
すらら全学年の授業を何度でも学習することができる。カリキュラムが体系的なものになっている。
発達障害の子どもの勉強にすららは適しているのか?
スマイルゼミ×入会月以降の教材はさかのぼって学習することができる。
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3. 発達障害の中学生・高校生の勉強法まとめ

発達障害を持つ中学生・高校生の学習には、まず「無学年方式」と「体系学習」で、遅れを取り戻すこと、そのうえで、できるだけ早く自分に合った教材や塾、家庭教師を見つけてあげることが大切です。

視覚優位、聴覚優位などの得意な感覚を生かした勉強法で、「無学年方式」、「体系的な学習」ができる環境を用意してあげましょう。

「無学年方式」、「体系的な学習」を採用しているおすすめ教材「すらら」について、
実際に使用してみた人の感想をまとめておりますので合わせてご覧ください。

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