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保護者の皆さんに子育てのお悩みアンケートをとると、「上の子が下の子に暴力を振るう」という回答がよくあります。

子どもが2人以上いると、兄弟(姉妹)喧嘩をするのは当たり前のことです。
ですが、上の子が下の子を一方的にいじめ、暴力を振るうというのであれば親として見過ごすわけにはいきません。

この場合、親としてどういった対応をとるべきなのでしょうか。
暴力を振るってしまう理由を知り、上の子の気持ちに配慮しながら対処していく方法をご紹介します。

1. 上の子が下の子に暴力を振るうのはどうして?具体的な理由あり

弟や妹を殴ったり突き飛ばしたりする暴力には、子どもなりの理由があります。
子どもを問いただしてもうまく言葉にできないことも多いため、親としてはその暴力に理由がないように見えてしまうかもしれません。

ですが、それは子どもが自分の気持ちを表現することができていないだけで、理由はちゃんと存在します。
上の子が下の子に暴力を振るったその瞬間を見たときは、怪我などの危険性もあるためすぐにやめさせなければいけません。

やめさせるときは頭ごなしに叱りつけるのではなく、「やめなさい!」、「ストップ!」という声のかけ方をしてまずはやめさせることを優先しましょう。

暴力を止めて、上の子と下の子を遠ざけたら、暴力を振るってしまった上の子と落ち着いて話をします。
「どうして殴ったの?」と聞いて、素直に理由を話してくれたら、暴力に至ってしまった子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。

そのうえで、「妹はまだ小さいから、お兄ちゃんの邪魔しちゃうのは仕方ないんだよ」「弟はまだ小さいから、そんな風に叩いたらすごく痛いんだよ」「今度から、妹に対して嫌なことがあったら、ちゃんと言葉で言ってくれたらお母さんうれしいな」など、子どもにわかって欲しいこと・伝えたいことを話します。

1−1 暴力を振るう具体的な理由

暴力を振るう理由にはどのようなものがあるかをみていきましょう。

かまってほしい、注目を浴びたい

親の愛情が自分より幼い弟や妹に偏っているように感じているかもしれません。
暴力を振るって騒ぎを起こせば、親から注目してもらえるため、ついつい手を出してしまうのです。

ストレスを発散している

幼稚園・保育園や学校ではいい子にしているのに、家にいると暴力的になってしまうような場合、外での生活にストレスがあるのかもしれません。
それを家の中で発散しているのです。

言葉で気持ちを上手く伝えられない

不愉快なこと、思い通りにいかないことがあっても、それをうまく言葉で伝えることができずについ手が出てしまうことがあります。
女の子より男の子のほうが、言葉にするのが苦手な傾向があるようです。

親から暴力を受けている

普段から親に暴力的なしつけをされていることが原因となっていることもあります。
暴力で物事を解決することを知っているので、家でも学校でも暴力的になります。

ASD(自閉スペクトラム症)があり、力の加減がわからない

発達障害でASD(自閉スペクトラム症)傾向があると、どのくらいの力加減が弟・妹にとって痛いのかがわからないことがあります。
本人が愛情表現のつもりでギュッと抱きしめていても、実際には弟や妹の首を絞めているということもあります。

2. 正しい対処法とは?理由別の具体例を確認

上記で説明した様々な暴力の理由に対して、保護者がどのように対処すべきかを考えていきましょう。

2-1 理由によって対処法を変える

かまってほしい、注目を浴びたいという理由の暴力

叱られることでしか親からの注目を浴びることができない、という寂しい気持ちを持っているのかもしれません。
暴力を振るって叱られることで、親から構ってもらえると子どもがわかっていると、叱ることが暴力行動を助長してしまう可能性があります。

日頃からたくさん愛情表現をしたり、褒めてあげたりすることを心がけましょう。
逆に、暴力を振るったときはあえて下の子のほうを気に掛けるのが効果的です。
暴力を振るっても親に相手にしてもらえないとわかると、暴力は次第に減っていくでしょう。

ストレス発散が理由の暴力

幼稚園・保育園や学校でのストレスを、弟や妹に暴力を振るうことで発散している可能性があります。
じっくりと子どもの話を聞いたり、先生に学校での様子を聞いたりして、ストレスの原因を探って改善に努めましょう。
もしくは、子どもが思いきり遊べる環境をつくってあげたり、スポーツなど子どもの好きなことでストレスを発散できる場所を与えてあげたりするのもおすすめです。

外でストレスを感じていても誰にも甘えることができず、親に対しても甘えたい気持ちをうまく表現できないことが辛くて、暴力を振るってしまうという可能性もあります。
そのときは、「かまってほしい、注目を浴びたい」のときと同様に、暴力とは関係のないところで愛情を伝えましょう。

うまく言葉で伝えられないことが理由の暴力

子どもが不満に思っていることを言葉にできない場合は、親が気持ちを引き出してあげることが効果的です。

叱りつけるのではなく「どうしてそんなに怒っているの?」と聞いてあげて、子どもの言葉を待ちましょう。
もしくは、「せっかくゲームをしていたのに、邪魔されたから嫌だったんだよね」など、子どもの気持ちを代弁してあげる方法もあります。

親に殴られていることが理由の暴力

親が子どもに対し、日常的に暴力を振るうことで、子どもは暴力を振るっていいのだと判断します。
このような場合は、まず親が自分の行動を見直すことが先決です。

ASD(自閉スペクトラム症)で力加減がわからないことが理由の暴力

子ども自身に悪気はないので、力を加減するということを教える必要があります。
子どもの腕などを握り、「このくらい強く握ったら痛いでしょ」「このくらいが優しく触るってことだよ」など実際にやってみることを繰り返し、徐々に覚えさせていきましょう。

2−2 子どもとの間でルールを決める

暴力はいけないと何度伝えても繰り返す場合、以下の例のようなルールを決めると良いでしょう。
ルールは事前に決めて伝えておき、ルールを破ったら躊躇せずにペナルティを課すことを徹底しましょう。

<親子で作るルールの例>

  • 例1:暴力を振るった日は、楽しみにしているテレビの時間をなしにする
    子どもが暴力を振るったときは、時間を置かず、即座にペナルティを与えることがポイントです。
  • 例2:一度の警告で言うことを聞かなかかったらペナルティを与える
    一度しか注意しないからねと伝えておきます。
    一度で守ることができれば褒めてあげて、守れなければペナルティを課します。

自分より弱い弟や妹への暴力というのは、そのまま放置していると学校や社会でも暴力を振るう人間に育ってしまう可能性があります。
子どもが抱えている暴力の原因を探り、子どもと丁寧に向き合って、どんなときでも暴力は良くないということを時間をかけて教えていきましょう。

「何度言ってもいうことを聞かない」というときは、下記記事もぜひ参考にしてみてください。

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