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幼児期は他の子どももまだ発達の途中で、アスペルガー症候群と言ってもはっきりとした症状や特徴が目立ちにくいかもしれません。しかし、アスペルガー症候群と気づかずに子育てをおこなってしまうと、親子関係の悪化などの二次障害に発展する可能性もあります。しっかりとアスペルガー症候群の特徴を理解し、子供に合った方法で接することが重要です。
そこで今回は、アスペルガー症候群の子どもの育て方において、特に幼児期に注意したいポイントを解説します。

1. あなたの子どもはどのタイプ?幼児期のアスペルガー症候群の特徴


アスペルガー症候群の子どもは、人との関わり方が苦手といった特徴があります。しかし、一言に人との関わりが苦手と言っても、子どもごとに症状はさまざまで、苦手となる要因が異なります。そのため、まずはなぜ関わり方が苦手なのかの特徴を知ることが重要です。
わかりやすくするために、アスペルガー症候群の特徴をタイプ別に分けて、それぞれのタイプ別に子育てで工夫するポイントを以下に示します。

1-1  幼児期のアスペルガー症候群の特徴:人に興味がないタイプ

一人の世界に閉じこもりやすい性格ですので、他の子どもと関わることが難しいタイプです。
幼児期は他の子どもも他人との関わり方の発達が未熟ですので、無理やり関わらせようとしても難しいことがあります。
そのため、無理に関わりをもたせようとせず、子どものペースに合わせてあげることができる大人との関わりを持つことからはじめましょう。
信頼できたり、慣れたりしている家族や顔見知りとの関わりから始めると良いでしょう。

1-2 幼児期のアスペルガー症候群の特徴:興味はあるが自分から関わりがもてないタイプ

興味がないわけではありませんが、自分から関わることができなかったり、人に言われるままに行動したりして、自分の意見や意思を出せないタイプです。
あまり意見の強い子どもとの関わりが苦手ですので、おとなしい子どもと関わりをもたせてあげるように環境を調整してあげる工夫も必要です。
大人は子どもの意見を少しでも言いやすいように促したり、気持ちをくんであげたりすることが重要です。

1-3 幼児期のアスペルガー症候群の特徴:関わりたいが距離感が変わっているタイプ

人と関わりたい思いはありますが、人の気持ちやペースを考えたり、周りの雰囲気を察したりすることができないタイプです。
そのため距離感が近すぎたり、場の状況にそぐわない関わりをしてしまったりします。
コミュニケーションを取ろうとする姿勢は失わないようにして、相手がどう思うか、どう受け止めるかといったことを教えることが必要です。

 

2. 幼児期のアスペルガー症候群の子どもにはスケジュールの明示が必要

幼児期の子育てにおいては、毎日の活動や生活のルールを少しずつ身につけさせることが重要です。
しかしアスペルガー症候群の場合、自分へのこだわりが強く、日常生活での決まりごとを身につけることが難しいことがよくあります。
そこで、わかりやすいスケジュールを作って子育てに活用することが有効です。

2-1 アスペルガー症候群の子どもには次にやることの見通しを

アスペルガー症候群の子どもの不安が強まったり、パニックになったりする要因として、新しいことや自分のペースと異なることをすることがあげられます。そのため、視覚的に確認できるスケジュール表を作って、見通しを立ててあげることが有効です。
例えば、着替え、歯磨き、朝ごはん、トイレなど朝だけでもやらなければいけないことはたくさんあります。そこで、やらなければいけないこととその順序を事前にわかっておくと、落ち着いて対応しやすくなります。

2-2 絵や写真でスケジュールを分かりやすく

絵や写真、カードを並べて、わかりやすいスケジュールを作り、次に何をするか事前にわかるようにしてあげましょう。
言葉で説明するよりも、視覚的に伝えるほうがスムーズなことも多く、いつでも確認できるというメリットがあります。
これはいろいろなことに応用でき、片付けを教えるときに、片付け終わったあとの図を絵や写真で示しておいてあげるというのも工夫の1つです。

3. 幼児期のアスペルガー症候群の子どもがパニックにならない環境を

アスペルガー症候群の子どもは、自分の思い通りにならなかったり予定が急に変更したりすると、パニックに陥ったり、怒り出したりすることがよくあります。そこで、無理に落ち着かせようとしたり、注意したりするより、パニックになりにくく、落ち着きやすい環境をつくることがおすすめです。

3-1 アスペルガー症候群の子どもがなぜパニックになったのか分析しよう

まずはなぜパニックになったのか原因をしっかり分析しましょう。そうすることで、環境調整や対応の糸口を見つけることができます。以下にパニックに陥りやすい要因をあげてみます。

  • 自分の続けたいことをやめさせられた
  • いつもと違うやり方をさせられた
  • 予定が急に変わった
  • 嫌いなものを無理強いされた
  • 不安が強くなった
  • 体調、季節などの変化

これらの例を参考に、どのような原因でパニックになったのかを分析してみましょう。

3-2 子どもがスムーズに落ち着く環境をつくろう

パニックに陥りにくい環境作りには以下のような工夫ができます。

  • 時間をタイマーなどの合図でわかりやすく区切る
  • 事前に終了するタイミングを伝える
  • やりたいことはまたできることを伝える
  • 伝え方は図や絵を使ってできるだけわかりやすくする
  • リストなどを使って予定を視覚的にわからせる

また、不安が強くなったり、体調や季節、気温の変化によって気持ちが落ち着かなかったりすることがパニックの要因になることがあるので、注意しましょう。

3-3 子どもがパニックになったら無理に落ち着かせない

パニックになっても無理に静めようとせず、少しずつ落ち着くのを待ちましょう。原因となっている刺激を減らしてあげることも1つの方法です。もちろん、けがをする可能性があれば対応しなければなりませんが、いったん距離を置くことが良いこともあります。

そして、パニックが落ち着いたら、「〇〇が嫌だったんだよね」など気持ちに寄り添う言葉がけをしてあげましょう。

もし余裕があれば、なぜパニックになったのか一緒に確認して、少しずつ改善していくのも良いでしょう。その際、しっかりと表情や反応を見ながら、無理に修正するようなことはないようにしましょう。

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