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発達障害を持つ子どもは、凹凸が激しく、勉強に対するさまざまな問題を抱えています。勉強を教えてもらいたくても、塾に通うことが困難な場合もあるでしょう。そんなとき、家庭教師を検討する人も多いようです。これから家庭教師を見つける場合、どんなことに注目したらよいのでしょうか。子どもが抱える勉強の問題を整理し、家庭教師の種類や特徴と照らし合わせて考えてみましょう。

1. 発達障害を持つ子どもの勉強に家庭教師を選ぶメリット

障害の度合いや個性にもよりますが、発達障害を持つ子どもにとって、家庭教師は効果的な勉強法といえるでしょう。
その理由は、まず「自宅で学べること」が挙げられます。発達障害を持つ子どもには、下記のような多くの症状が見られます。

  • いつも同じでないと気がすまなかったり、予想外の出来事が起こるとパニックになったりしてしまう(自閉スペクトラム症)
  • 静かに授業を受けたり、問題を解いたりすることができず、席を立ってしまう(注意欠陥多動性障害)
  • 周囲の環境に気を取られてしまい、思考が次々に移り変わってしまう(注意欠陥多動性障害)
  • 読み書きが苦手で黒板の文字を書き写したり、ノートに文字を書いたりすることが苦手(学習障害)

そのため、塾などに通うことが難しいケースがあるのです。家で落ち着いて勉強ができ、個人のペースで勉強ができる家庭教師は、勉強を妨げる要因をかなり排除できるといえるでしょう。
また、「先生との信頼関係を築きやすいこと」も理由の1つです。発達障害を持つ子どもには、障害を理解し、親身になって接してくれる大人が必要不可欠です。もちろん、どんな先生でも良いわけではありませんが、家に来てくれ、1対1で勉強を教えてくれる家庭教師は、子どもが心を開き、勉強への前向きな気持ちを育んでいける可能性があります。

2. 発達障害専門も!家庭教師は「どんな先生に学ぶか」が大切

「先生との信頼関係を築きやすいこと」と述べましたが、では、どんな先生が良いのでしょうか。この先生選びはとても大切で、子どもの学力、勉強への意欲に大きな影響を与えるものです。まずは、家庭教師にはどんな先生がいるのか、整理してみましょう。

2-1  一般的な家庭教師

「難関校合格」、「定期テストの点数アップ」、「勉強の遅れを取り戻したい」など、さまざまなレベルの生徒が、家庭教師を利用しています。
家庭教師は、大きく「プロの家庭教師」と「アルバイトの家庭教師」に分けられます。先生によってもレベルがかなり異なるため、それぞれの目標に合わせて、どのような先生に学ぶかを決める必要があるのです。

プロの家庭教師

経験が豊富

プロの家庭教師はアルバイト教師に比べて経験が豊富です。さまざまな生徒を教えてきているため「このような場合はこう教えるとよい」というような実例をたくさん持っています。そのため、生徒1人ひとりに合った勉強法を選ぶことができるのです。

目標までの最短ルートを示すことができる

受験に関する情報や、定期テストの出題傾向など、プロの家庭教師は細かく分析しています。これまでの経験による知識も交えて、点数を上げるにはどうしたらいいか的確に教えてくれるのです。

デメリット

アルバイトの家庭教師に比べて授業料が高くなるのが特徴です。

アルバイトの家庭教師

親しみやすい

アルバイトの家庭教師の多くは、大学生です。「先生」というより、「お兄さん」、「お姉さん」という感じで、子どもが親しみやすいのが特徴です。

自分の体験を伝えることができる

プロの家庭教師と違い、アルバイトの家庭教師はほんの数年前に受験を終えたばかりの学生です。そのため、自分の体験を交えて生徒にアドバイスすることができます。

料金が安い

プロの家庭教師と比べて、授業料が安く済むことは大きなメリットです。

デメリット

経験が乏しいため、さまざまな生徒に対する指導法を身につけていないことが多いでしょう。

このように、プロとアルバイトの差は大きなものです。この2つで考えると、発達障害を持つ子どもには、たくさんの生徒を見てきたプロの家庭教師のほうが合っていると考えられます。ただし、それでも対応しきれない可能性が高いでしょう。
なぜなら、通常の家庭教師は「勉強する姿勢がとれる」、「先生の話を聞いて理解できる」といったことができる生徒であることが前提となるからです。Twitterにもこのようなツイートがありました。

https://twitter.com/mugicha_star/status/888686769838841856

https://twitter.com/sho_crystal/status/892346348674011139

発達障害を持つ子どもには、発達障害に対応できる家庭教師を選ぶほうがうまくいくと考えられます。

2-2 発達障害専門の家庭教師

通常の家庭教師とは別に「発達障害専門」とうたっている家庭教師がいます。発達障害に対する知識を持った家庭教師で、通常の家庭教師にはできない指導をすることができます。

発達障害専門の家庭教師

障害に理解がある

「集中力が持続しない」、「読み書きが苦手」、「ワーキングメモリが低い」といった発達障害によるさまざまな症状に理解があります。そのため、授業中に問題が起こっても根気よく、適切に対処してもらうことができます。

専門知識を生かして指導計画を立ててくれる

WISK(発達障害を診断するツールとしてよく用いられている知能検査)の結果を生かした指導計画を立てる場合もあります。子どもがより理解しやすい方法で指導してくれるので、無理なく勉強していくことができます。

子どもの伸ばし方を知っている

たとえば、ワーキングメモリが低い子どもに「どうして前にやったことを忘れてしまったの」と責めてしまっては、子どもの自尊心を傷つけてしまいます。発達障害専門の家庭教師は、そのようなことはせず、根気よく教えて、できたら褒め、子どもを伸ばしていくことができます。

デメリット

通常の家庭教師に比べて数が少なく、家に来てくれる先生がいない可能性があります。また、授業料が高額になる傾向があります。

発達障害専門の家庭教師は、プロの家庭教師であることがほとんどです。しかし、一部に、「発達障害にも対応できる」とうたっているアルバイト教師もいます。プロより価格が安いのが魅力ですが、本当に対応する力があるのか、しっかり見極める必要があるでしょう。

3. 発達障害を持つ子どもの家庭教師を選ぶ際のポイント

家庭教師の種類を把握したところで、実際に選ぶときのポイントを考えていきましょう。

3-1 家庭教師の発達障害への理解度を見極める

発達障害を持つ子どもの家庭教師を選ぶ際は、「障害に対する理解がある」ということが大前提になります。
発達障害専門の家庭教師でも、その知識や経験はさまざまです。子どもの症状を伝えた際の先生の反応で見極めましょう。

<見極めのポイント>

  • こちらが具体的な話をしているにも関わらず「とにかくやってみましょう」、「大丈夫だと思いますよ」というようなあいまいな返事しかかえってこない場合は、本当に知識があるか怪しいでしょう。
  • 反対に、発達障害に関する用語を使いながら、具体的な対応策を話してくれれば、知識がしっかりしている可能性が高いと考えられます。
  • 最初のうちは授業に同席し、どのように進めていくのか見届けるようにしましょう。合わないようなら早めに先生を変えましょう。

3-2 回数と価格を検討

もう1つ、家庭教師を選ぶ際に重要になるのが、週に何回・何時間くらい来てもらうか、授業料はどのくらいになるかということです。「プロの家庭教師」、「アルバイトの家庭教師」、「発達障害専門の家庭教師」の料金例を見てみましょう。

小学生の料金例

プロの家庭教師 アルバイトの家庭教師 発達障害専門の家庭教師
60分換算の授業料 4,000~7,000円 2,000~4,000円 4,000~9,000円
1回120分×週2回の月額授業料 64,000~112,000円 32,000~64,000円 64,000~144,000円

中学生の料金例

プロの家庭教師 アルバイトの家庭教師 発達障害専門の家庭教師
60分換算の授業料 5,000~8,000円 2,000~5,000円 4,000~9,000円
1回120分×週2回の月額授業料 80,000~128,000円 32,000~80,000円 64,000~144,000円

※授業料のほか、入会金、毎月の管理費、交通費がかかります。
現在、勉強に苦手意識を持っている子、学校の授業に遅れている子は、週1回では足りないと考えられます。1回90分~120分の授業を週2、3回受けると考え、料金がどのくらいになるか検討する必要があります。

このように、発達障害専門の家庭教師はかなり高額になる傾向があります。何年も通わせ続けることを考えると、家計的に苦しい場合があるのが現実です。

1つの方法として、パソコンやタブレットを使って勉強するeラーニングというものもあります。見守ったり、褒めて伸ばしたりといったところは保護者がカバーする必要がありますが、動画やアニメーションを使った授業、反復学習できる点などは、発達障害を持つ子どもに適しているといえます。下記、eラーニングの教材の比較記事になりますので、あわせてご覧ください。

発達障害を持つ子どもの家庭教師を選ぶなら

家庭教師を選ぶ際は、先生に発達障害に対する知識があるかを見極めることが大切です。
そのうえで、子どもとの相性、料金との兼ね合いをみて決めましょう。

家庭教師だけではなく、塾も検討されているという方は下記もあわせてご覧ください。

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