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発達障害 グレーゾーン 勉強法発達障害に見られる特性を持つものの、はっきりとした診断名のない“グレーゾーン”。子どもが発達障害のグレーゾーンと言われた保護者の多くは、複雑な気持ちになり、どうすれば良いか悩んでしまうことでしょう。この記事では、グレーゾーンとはどのような状態なのか、そしてどのように勉強をサポートしていけばよいのかをご紹介します。グレーゾーンの子どもの学力を伸ばしていくために必要なことを考えてみましょう。

1. 発達障害のグレーゾーンってどういうこと?

まず、発達障害のグレーゾーンについて正しく理解しましょう。“軽度の発達障害”と捉えられがちですが、グレーゾーンならではの困難もあり、理解とサポートが必要不可欠です。

1-1 発達障害グレーゾーンの特徴

発達障害は大きく「自閉スペクトラム症(ASD)」、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」、「学習障害(LD)」の3つの診断名に分けられます。“グレーゾーン”とは、これらの特性があり、日常生活に困難が生じているものの、診断基準をすべて満たすわけではなく、診断名がつかない状態をいいます。診断つかない診断名がつかない状態を指す俗称であり、「グレーゾーン」という診断名ではありません。そのため、医療機関によって異なることを言われる場合もあるようです。
また、発達障害の症状は子どもの成長によって顕著になってくることもあります。就学前はグレーゾーンと言われていた子どもが、小学校に上がり、学習障害や注意欠陥多動性障害などの発達障害だと診断されることもあります。

1-2 発達障害グレーゾーンだからこそ生まれる困難もある

はっきりと診断名をつけられる場合と比べて、確かに症状は軽いことが多いでしょう。しかし、困難が少ないかというと、そうとは限りません。グレーゾーンならではの困難には、下記のようなものがあります。

・症状に気づかれず、放置されてしまうことがある

グレーゾーンは症状が比較的軽いことが多いため、定型発達の子どもとの違いが目立ちません。そのため、日常に困難が生じていても気づかれなかったり、「ちょっと変わった子」という程度に認識されて放置されたりする可能性があります。早期に適切な支援や教育が受けられないことは、その後の成長にも大きく影響します。

・特別支援級か通常級か迷う

通常級 特別支援級グレーゾーンの子どもを通常級に入れるか、特別支援級に入れるかの判断は難しいことが多いようです。最終的には保護者と本人で決めることになりますが、必ずしも適切な判断ができるとはいえないようです。“ふつうの子”として育てたいという保護者の希望が強いため普通級に入れる、といった場合では、本人に合った教育が受けられない可能性があります。また、特別支援級に入れたため、一般の高校受験ができないという可能性もあり、グレーゾーンの子どもの進路には、慎重な判断と経過観察が必要です。

・障害者手帳がもらえない

障害者手帳発達障害の人が取得できる可能性のある障害者手帳には、精神障害や発達障害のために日常生活・社会生活に困難がある人が取得できる「精神障害者保健福祉手帳」、知的障害者であることを証明する「療育手帳」の2種類があります。グレーゾーンの場合は、通常、手帳を取得することができません。そのため、手帳を持っていることで受けられる支援を受けられないということになります。

・二次障害を招くことがある

これは発達障害と診断された場合にも可能性があるものですが、特にグレーゾーンの子どもは障害に気づかなかったり、適切なサポートを受けられなかったりすることがあります。そのため「自分だけができない」という劣等感を感じたり、怒られたり、恥ずかしい思いをしたりという経験をしやすくなるのです。その結果、自尊心が傷つけられ、さまざまな二次障害を起こしてしまうことがあります。いじめ、うつ病、不登校、引きこもり、家庭内暴力などがその例です。

2. 発達障害グレーゾーンの子どもの勉強法

勉強 発達障害 グレーゾーンこのように、発達障害と診断されないグレーゾーンの子どもでも、適切な支援がされないままではさまざまな困難が生じ、成長に大きな影響が出てしまいます。これは、勉強においても同じです。発達障害の子どもと同じように、グレーゾーンの子どもは勉強にも多くの困難があります。グレーゾーンの子どもの勉強に必要なことをまとめてみました。

2-1 知能検査を受けよう

知能検査を受けていない場合は、知能検査を受けることで子どもの障害を客観的に把握することができます。代表的なものに「WISC-IV」があります。これは5歳0ヶ月~16歳11ヶ月の子どもを対象とした知能検査で、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリ、処理速度の4つの指標で子どもの認知能力を検査します。知能検査の詳細は下記記事をご覧ください。

何が得意で、何が不得意なのかを知ることは、子どもに合った勉強法を見つけるために欠かせないことです。また、学校の先生などにもこの知能検査の結果を伝えることで適切な支援を受けやすくなります。

2-2 保護者が積極的に関わる

発達障害やグレーゾーンの子どもは、確かに定型発達の子どもと比べて勉強が遅れがちになることが多いでしょう。ただ、だからといって勉強が嫌いとは限りません。勉強に対して前向きであれば、適切な勉強法によりマイペースでも確実に学力をつけていくことができます。一方、勉強が嫌いで、やる気がいっさい無く、机に向かうこと自体に拒絶反応を起こしてしまうようでは、なかなか学力を上げることはできません。勉強 褒める勉強嫌いにしないためには、保護者が積極的に関わることが大切です。それは「勉強しなさい」と叱ることではなく、勉強は楽しいもの、勉強するといいことがある、と感じさせてあげることが必要です。子どもが勉強していたり、できなかった問題ができるようになったりしたときは、惜しまず褒めてあげましょう。また、学習計画表づくりを一緒にやったり、何が苦手なのかも具体的に把握し、繰り返し勉強させたりと、子どもが自信をつけていくために積極的に関わっていく必要があります。

2-3 学習環境を整える

発達障害やグレーゾーンの子どもは、さまざまな理由で勉強に集中できないことがあります。しかし、学習環境を整えることで、その症状を抑えて集中力を上げることが可能です。学習環境を整える際のポイントには以下のようなものがあります。子どもの症状に合わせて実践してみましょう。

①壁を向いて勉強する

勉強 壁→窓の外の景色や、家族が動き回る様子など、視覚的な刺激によって集中力が削がれてしまいます。机は壁を向け、遊び道具など余計なものが見えないようにしましょう。

②ヘッドセットを推奨

ヘッドセット 勉強→症状にもよりますが、耳から入ってくる刺激に敏感で集中できないこともあります。不要な聴覚情報をシャットアウトするようにしましょう。

③一人の空間を作る

→人の動きに敏感で、大勢のいる教室や、家族のいる部屋では集中できないことがあります。落ち着いた空間を作ってあげるようにしましょう。

④学習計画を事前に作る

勉強 スケジュール 時間割→勉強をやり始めても「あれもやりたい、これもやりたい」と、さまざまなことが気になって集中できない場合、また、何から手をつけていいかわからない場合があります。事前に計画を立て、やるべきことを決めておくことが効果的です。

2-4 自分に合った勉強法を見つける

たとえば、学習障害で文字を書くことが苦手な子どもに、ひたすら書く練習をさせるというのは酷なものです。文字を書けなくても勉強を進めていくことはできます。苦手なことを嫌々やらせるより、得意な感覚を使って勉強し、学ぶことの楽しさを感じさせてあげたほうが、子どもの学力アップには効果的です。成績 伸びる自分に合った勉強法を見つけるためにも、2-1で紹介した「WISC-IV」のような知能検査が役立ちます。「文章で説明するより絵や動画で示したほうが理解しやすい」とか「抽象的な表現だと理解が難しいので、支持は簡潔に具体的にしたほうがいい」といった、その子の傾向が出るため、適した勉強法もわかります。

検査結果によって、さまざまな方法を考えてあげることができます。

①パソコンやタブレットで学ぶeラーニング教材を使う

eラーニング教材 勉強文字の読み書きが苦手で、視覚や聴覚が優位な場合、アニメなどを用いたeラーニング教材が合うこともあります。

②苦手を補う道具を使う

文字を書くことが苦手なら、パソコンで文字入力して勉強を進めるという方法もあります。また、学習障害の算数障害(ディスカリキュリア)で計算が苦手なら、電卓で途中計算をすることも1つでしょう。苦手なことがあっても、そこは上手にカバーしながら、勉強自体はどんどん進めていけるような工夫が必要です。

③細かな学習計画を立ててあげる

さまざまなことが気になって集中できない、何から手をつけていいかわからないという場合には、細かな学習計画を立ててあげるのも効果的です。勉強する時間、勉強する内容を明確にして机に貼っておけば、安心して勉強を進めていくことができます。

2-5 遅れを取り戻す「さかのぼり学習」をする

発達障害やグレーゾーンの子どもは、学校の勉強からかなり遅れてしまうこともよくあります。そんなとき、無理に学年に合った勉強をさせるのは逆効果です。過去の内容が理解できていないままでは、先を理解することはできません。自分のレベルに合わない勉強をすることで、「できない」、「わからない」というマイナスのイメージを植えつけてしまうことにもなりかねません。勉強 分からないそれぞれのレベルに合わせて、学年の枠を越えて勉強できる「さかのぼり学習」が向いているでしょう。過去の学年にさかのぼって、知識を積み重ねることで、自信と学力をつけていくことができます。

2-6 マイペースに「反復学習」をする

ワーキングメモリが低い子どもの場合、一度習ってもすぐに忘れてしまいます。そこで効果的なのが「反復学習」です。期間を空けながら何度も同様の問題を解かせることで、短期記憶を長期記憶化していきましょう。また、「記述式」、「選択式」、「並べ替え」など出題形式を変えて反復させることで、単なる暗記ではなく、本当の意味での理解を深めていくことができます。

「さかのぼり学習」・「反復学習」におすすめの教材はこちら!
「すらら」は、パソコンやタブレットで学ぶeラーニング教材です。アニメのキャラクターが先生となり、丁寧にレクチャーしてくれるので、紙の教材ではなかなか集中できない子ども、読み書きが苦手な子どもにもぴったり。
学年の枠を越えた無学年方式で、一人ひとりのレベルに合わせた「さかのぼり学習」が可能です。苦手を自動で判別し、さまざまな出題方法で「反復学習」させるので、記憶の定着に効果的です。
下記より無料体験できます↓
https://surala.jp/form/student_test/trialentry.php

3. 発達障害グレーゾーンの子に効果的な勉強法まとめ

適切なサポートを受けることで、日常生活や学習の困難が改善していくのもグレーゾーンの特徴です。子どもの特性を見極め、どのようなサポートが必要なのか検討していきましょう。早めに自分に合った勉強法を見つけてあげることで、どんどん学力を伸ばしていくことが可能です。

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