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学習障害 特徴発達障害の子どもが増えている昨今、「学習障害(LD)」は発達障害の一つとして注目を集めています。
幼児期は他の子どもの発達と比較しても差がほとんど見られず、小学校に入る頃に「学習障害(LD)」とわかるパターンが多いのが特徴です。
それだけに、勉強を教えても理解できない我が子に、親の方が必死になってしまったり、不安や苛立ちを感じたりすることもあるでしょう。
決して勉強不足や教え方の問題ではないので、子どもに負荷を与えすぎては逆効果です。

お子さんの学習を見ていて、どんな症状が現れていたら学習障害(LD)の可能性があるのでしょうか。
その特徴や原因について、詳しくみていきましょう。

1. 学習障害(LD)の特徴は?大きな特徴は3つ

学習障害(LD)を持つ場合、以下にあげるような学習に直面したとき、困難を感じるケースが多くなります。

<学習障害(LD)の子どもが困難を感じやすいシチュエーション>

  • 「話をきちんと聞いて理解する」
  • 「物語や本、会話の内容を理解する」
  • 「自分の思いをスムーズに話す」
  • 「きちんと間違えずに文字を読み書きする」
  • 「数字の計算をする」

これらは、通常小学生で身につけていくスキルですが、書くことはできても読むことができないなど、ある特定の学習で大きくつまずことで「学習障害(LD)」が発覚します。
幼稚園のころは他の子どもと変わりなく発達していくため、身近な家族でさえその判断がとても難しいのが特徴です。

1-1. 学習障害(LD)とは?知的発達の遅れではない

学習障害 特徴学習障害(LD)とは一言で説明するのがとても難しく、知的発達に関しては大きな遅れが見られません。
見た目や行動は他の子どもと変わらず、苦手とすること以外の学習はスムーズに行えるため、障害を持っているようには感じないことが多いのです。
しかし、明らかに他の子どもとは違う気になる点があるのが学習障害(LD)です。

日常生活の中でどうしても出来ないこと、強いこだわりなどがあり、親が育てにくいと感じることもよくあります。
また、視覚や聴覚がとても敏感な反面、ひどく鈍感な部分がある、というアンバランスさを持ち合わせているのも特徴的といってよいでしょう。

1-2. 学習障害(LD)の3つの特徴とは?苦手分野によって異なる名称あり

学習障害(LD)の子どもに見られる傾向として、大きく3つの特徴があげられます。

読字障害(ディスレクシア)

学習障害 特徴似たようなひらがなやカタカナの識別が、とても困難に感じてしまいます。
日本語では「め」と「ね」や、「た」と「に」、カタカタでは「シ」と「ツ」など似通った文字はとても多くあります。
読字障害は「難読症」とも言われ、少しややこしい文章があるとスムーズに読めない、という特徴も見られます。
読んでいるところを指で確認しながら読み進めるため、読むのにとても時間がかかるということも多くあります。
特に黙読が苦手で、短い時間でもとても疲れてしまうようです。

書字障害(ディスグラフィア)

学習障害 特徴字の書き間違いが多く、ノートに書いても大きさが不揃いだったり、書き写しがスムーズに出来ず、鏡文字になってしまうなどの特徴があります。
漢字の書き取りは特に難易度があがり、部首の位置の記憶が曖昧で、書き順も違っていたりと、漢字そのものを正確に覚えられない傾向があります。

算数障害(ディスカリキュア)

学習障害 特徴数の大きさの感覚がわからない、繰り上げ、繰り下げをする計算が出来ないなどが特徴です。
図形やグラフなども苦手とし、九九の暗算や計算もとても困難となります。
「数」というそのものの概念を、理解することが難しいようです。

このほか、空間認知や位置関係などの認識に、困難をきたすケースがあります。
読字障害、書字障害、算数障害などが言語性学習障害と言われるのに対し、これらは非言語性学習障害と言われます。
空間認識とは上下左右、前後などの立体的な空間を認知するスキルを意味します。

さらに、思ったことを口に出して発言できない言語障害、情報を聞いて理解できない聴力障害、過去のことや必要事項を思い出せない記憶障害なども非言語性学習障害にあたります。

学習障害と他の発達障害との違いについては、下記記事も合わせてご覧ください。

2. 学習障害(LD)の原因は?先天的な脳機能の偏り

読字障害、書字障害、算数障害によって原因はそれぞれ違ってくると言われています。
しかし根本としての原因は「脳や中枢神経系の機能に障害が起きている」という考えが主流です。
先天的に脳の機能に偏りがあり、成長する過程のどこかのタイミングで、その症状が現れる場合がほとんどです。
そのため、本人の勉強不足や、親の育て方などによって発症するものではない、ということを理解しておくことが大切です。学習障害 特徴子どもが発達する上での環境は、学習障害(LD)の直接的な原因ではありません。
中枢神経系にどのような障害があるのか、なぜそのようなことが起こるのかなど、細かい原因はまだはっきりとはわかっていません。

また読字障害については、常染色体の優性遺伝の可能性が高いこともわかっています。
何らかの遺伝的な原因と、発達する過程の環境的な要因が影響し合うことで、脳の機能に障害が起こるのではないか、という説が有力です。

3. 学習障害(LD)の子どもへの対応は?早めの診断がカギ

我が子の学習能力が著しく低いことで、イライラしたり、叱ったりしてしまう、または親として自分自身を責めてしまうということもあるでしょう。学習障害 特徴学習障害(LD)の場合、知的発達にはとくに遅れや問題が見られないため、周りの目には”勉強を怠けている、努力していない”と映ってしまうこともあるでしょう。
明確に”障害がある”とわかりにくいだけに、”自分はやっても出来ない、能力がない”などと失敗経験の連続が、自己肯定感を下げてしまいます。

学習障害(LD)の疑いがある場合、まずは専門医の診断を受けることが大切です。
各自治体の支援センターや市町村の保健センターなどの専門機関に行き、周囲の資源を活用することもとても重要です。
学習障害(LD)を持っていることで、引け目を感じたり、自信を失くして生活し続けたりしてしまうと、うつ病や引きこもりなどの二次障害を引き起こす原因にもなります。学習障害 特徴家庭や学校を中心とし、子どもの特性を理解した上で、「苦手なものを取り除き、良いところを伸ばす」という環境を整えることが大切です。

4. 得意なことにも目を向けるためには?周囲の理解や支援を活用

学習障害(LD)により、ある特定の分野の学習能力が著しく低いことで、本人自身にも大きな葛藤が付きまとうでしょう。
どうして自分はダメなんだろう、とできないことばかりに目が行ってしまい、自信をなくしてしまいがちです。
自分自身のもつ特性、得意なこと、好きなことに目を向けて、その部分をしっかりと成長させることが何よりも大切です。

世界的に有名な功績を残している著名人にも、学習障害を持っている方はたくさんいます。
本人がマイナスなイメージを抱かずに成長していくために、周囲の理解や支援を活用する環境作りからはじめましょう。

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