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発達障害の子どもは、その特性により生活に問題が生じたり、学習に遅れが出たりという困難が起こります。

困難の中で感じる「生きづらさ」を放っておくと、二次障害が引き起こされる可能性があります。

発達障害から引き起こされる二次障害にはどんなものがあるか、その種類と防止するためにできることをご紹介します。

1. 発達障害の二次障害はなぜ起こる?

発達障害の子どもは、その特性によりつらい思いをしていることがよくあります。

「どうして自分は他の人と違うんだろう」「がんばっているのに自分だけうまくいかない」「自分は、生きている意味があるのだろうか」など、環境や自分自身を否定してしまうのです。

その苦しみに周りが気づき、適切な対応が取れれば良いのですが、理解されず、不適切な対応を取られ続けた場合、二次障害につながることがあります。

発達障害は、生まれつき脳の機能に障害のある先天性ですが、発達障害がきっかけで起こる二次障害は後天性ということになります。

1−1.二次障害の原因は?

二次障害は、発達障害の特性によって経験すること、感じること、周りの反応などによって引き起こされます。

主な原因には、以下のようなものが考えられるでしょう。

●生きづらさ

  • いつもと違うことや、新しい環境に対して強い不安を抱くこと
  • 音や光、匂いなどに過敏で、学校の環境に適応できないこと
  • 周りの空気に合わせるのが苦手で、人間関係にストレスを感じること
  • 障害の特性を理解されず、みんなの前で叱られること
  • がんばっても学習面での遅れが大きくなり、挫折してしまうこと
  • 保護者や先生など周囲の人間に理解されないこと

●イジメ

  • 「変わった子」という目で見られ、友達グループからはずされること
  • 人と違うことが原因で嫌がらせをされること
  • イジメにあった際、先生が適切に対応してくれないこと

このような、生きづらさやつらい経験がきっかけで、発達障害の二次障害は引き起こされます。

 

2. 発達障害の二次障害の種類

発達障害の二次障害には、障害が自分の内側に表れる「内在化」と、外側に表れる「外在化」があります。

複数のものを併発することもあります。

2-1.内在化とは

不登校

発達障害の特性によるつらい経験が重なり、学校へ行かなくなってしまう子どももいます。

学習すること自体を拒否してしまう子、家庭学習であればできる子、保健室登校ならできる子など、その程度もさまざまです。

引きこもり

不登校に加え、家から出ることすらも拒否してしまうケースです。

習い事や地域活動で周りの人と接することもなく、人との接点が極端に少なくなります。

うつ病

発達障害により、抑うつ状態になる子は少なくありません。

気分が落ち込んだり、憂うつになったりということが増え、長期化するとうつ病と診断されることがあります。

不安障害

発達障害の子どもは、日常生活や将来に対して不安を抱えがちです。

その不安が極端に強くなったり、長く続いたりすると、不安障害という病気になることもあります。

不安障害には、パニック障害や、強迫性障害、恐怖症などの種類があります。

2-2.外在化とは

家庭内暴力

発達障害の子どもが抱える葛藤が、自分ではなく周りに向けられることもあります。

一番身近な存在である家族に暴言を吐いたり、暴力をふるったりすることも少なくありません。

非行

心の葛藤が問題行動へと発展していくこともあります。

親への反抗心から家を飛び出し、他人に暴力をふるったり、反社会的な行動をとったりするケースも見られます。

 

3. 発達障害の二次障害を防ぐために

発達障害の二次障害を防ぐには、周りの人の理解が不可欠です。

発達障害の特性を理解し、「生きづらさ」を減らしていくことが大切になります。

また、その子が過ごしやすい環境をつくったり、家庭だけではなく学校と連携したりすることも必要です。

そのうえで目指すのは、

  • 自分は周りの人に受け入れられているのだという安心感を持たせること
  • 子ども自身が、自分の障害の特性について理解し、自分で対処できるようにすること
  • 子どもが周りと接しながら、自分のペースで成長していくこと

です。サポートは早い段階からおこなっていくことで、二次障害を防ぐことにつながります。

 

4. 二次障害は子どもからのSOSだと受け止めよう

二次障害は起こらないに越したことはありませんが、起こってしまったとしたら、子どもからのSOSだと捉えると良いでしょう。

二次障害は、その子が困っているということを表しているため、その原因を探れば、支援することができるのです。

 

5. 発達障害の二次障害は治る?

発達障害は先天的な脳機能の障害のため、治すことはできません。

しかし、後天的な二次障害は治すことができます。

家庭だけでなく、医療機関、学校、児童福祉施設などと連携して対応していきましょう。

 

6. 発達障害が引き起こす二次障害に関するまとめ

発達障害の子どもは、学校など外の世界で困難を抱え、生きづらさを感じることが多くなります。

そのため、家が安心できる場所であることが大切です。

また、もしも二次障害が起こって困ったときは、必要に応じて医療機関や当事者同士の会(親の会など)、引きこもり地域支援センターなどに相談し、保護者も孤立しないようにしましょう。

 

参考文献:『イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本』田中康雄(西東社)

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