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ケアレスミスは誰にでも経験のあるものですが、とくに頻繁にケアレスミスをしてしまう子どももいます。

発達障害でADHDの特性を持つ子どもは、注意力が散漫になってしまったり、集中力が持続できなかったりという傾向があり、ケアレスミスが起こりやすいようです。

どうすれば減らすことができるのか、その方法を考えてみましょう。

1. ADHDの子どもはケアレスミスを減らすだけでテストの点数UP!

たとえばテストのときに起こるケアレスミスとしては、

  • 名前を書き忘れてしまう
  • 算数の回答で単位をつけるのを忘れてしまう
  • 解き方はわかっているのに計算ミスをしてしまう
  • 答えの書き間違いをしてしまう
  • 最後まで問題文を読まずに早とちりしてしまう

といったことが考えられます。
これらは、答えがわからないのではなく、わかっているのに間違ってしまううっかりミス!それでも、通常は減点されてしまいます。
これは、とてももったいないことです。

減点されることで子どもの自信もなくなり、「自分は勉強ができないんだ」と思い込んでしまう可能性もあります。
反対に、ケアレスミスを減らすだけで、テストの点数が上がって自信をつけられるという考え方もできます。

なぜADHDの子どもにケアレスミスが多いの?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状は、大きく分けて以下の3つです。

  1. 不注意(集中力がない・気が散りやすい)
  2. 多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)
  3. 衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)

症状だけをみても、ケアレスミスを誘発しやすいということが想像できますね。
「不注意優勢型」、「多動・衝動優勢型」、「混合型」に分けることができますが、いずれにしてもケアレスミスしやすい特性であるといえます。

2. ADHDの子どものケアレスミスを減らすためには?パターン化とステップアップ方式

ケアレスミスを1回減らすだけであれば、保護者や先生が声がけし、意識させることで可能になるでしょう。

しかし、大切なのは、その後もずっと子ども自身が注意したり、見直したりできるようになることです。

そのためには「ケアレスミスはもったいない」という意識を持たせることと、自分で気をつけるための工夫が必要です。

2-1 ケアレスミスのパターンを把握する

まずは、子どもがどんな問題やどんな箇所でケアレスミスをしてしまうのかを把握しましょう。
テストが返ってきたら、一緒に間違った問題を徹底分析します。

(例)算数の問題で「何人ですか?」と聞かれているのに、数字だけ答えてしまい、「人」とつけるのを忘れてしまった

こういうケアレスミスは答えがわかっているだけにもったいないものですが、そのことを子どもにも理解させましょう。
そのとき、「どうして最後に確認しなかったの!」と叱るのではなく、
・「答えは出せているから本当は正解だね、すごいね」
・「今回60点だったけど、“人”とつけていれば、70点だったね」
というように、解けていることを褒めながら、もったいないということをわからせることが大切です。
「本当はできていたんだ」と思わせるのがポイントです。

これは一度で理解させようとするのではなく、テストのたびに、間違った問題を一緒に振り返るようにしましょう。

2-2 ステップアップ方式でケアレスミスの対策をする

[ステップ1 ルールを決めてチェックシートを作る]

たとえば、明日絶対に忘れてはいけない持ち物があったとき、どうするでしょうか?

準備して玄関に置いておく、目に付きやすいところに持ち物を書いて貼っておくといった工夫をすることでしょう。
それと同じで、ルールやチェックリストを作って絶対に目に入るようにしておくのです。

問題を解き終わったら、
□名前を書いたかチェック
□計算間違いしていないかチェック
□答えの単位をチェック

このようなチェックリストを紙に書き、可能ならテストに持ち込むことをおすすめします。
最初のうちは、先生や保護者が「何か忘れていることない?」とか「計算をもう1回確認してみたら」といった声がけをしてあげるといいでしょう。

[ステップ2 普段の学習で取り入れる]

見直しを習慣化することがケアレスミスを自分で発見し、防ぐことにつながります。
そのため、テストのときだけでなく、普段の家庭学習でも見直しを徹底させるようにしましょう。

ステップ1のようなチェックリストを家でも用い、問題を解いたら見直しするというのを習慣化していきます。

[ステップ3 自分で注意する]

テストのときに、ステップ1で作ったようなチェックリストがなくても、自分でチェックできるようにするのがゴールです。
最初のうちは、そのためのルールを決めてもいいかもしれません。
「テストが始まったら、まず名前を書く」
「開始すぐに上の余白に“単位”、“書き間違い”などと思い出すためのキーワードを書いておき、解き終わったら気づくようにする」
など。

このように、自分で気をつけることができるようになれば、どんどんケアレスミスは減っていくでしょう。

3. ADHDの子どもがケアレスミスを減らして成績アップした事例

ADHDの子どもは、気が散りやすい、集中力がないといった傾向があるだけで、学力自体は高いことも多いものです。
下記記事のように、ケアレスミスを減らして成績が向上した事例も多くでています。

せっかく勉強したことをきちんと生かしていけるよう、ケアレスミスをなくす方法を教えてあげてください。

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