• 教材
    【体験談あり】発達障害の子どもの勉強に「すらら」は適しているのか?
    2018年7月31日
  • 教材
    【徹底比較】算数が苦手な子どもにぴったりのeラーニング教材はこれだ!
    2018年9月26日
  • 教材
    【体験談あり】発達障害の子どもの勉強に「チャレンジタッチ」は適しているのか?
    2018年7月26日
  • 教材
    発達障害の子どもの教材を選ぶには?特性に合ったおすすめ教材を選ぶ
    2018年8月9日
  • 教材
    発達障害の子どもの勉強にスマイルゼミは適しているのか?
    2018年8月4日
  • 教材
    発達障害を持つ子どもにはタブレット教材がおすすめ?WISCの視点からも◎
    2018年12月9日

子どもが勉強嫌いで困っているというお悩みをよく聞きます。なぜそうなってしまったのか、理由を考えたことはありますか?もしかしたら、親の接し方が原因の1つかもしれません。どんな親が子どもを勉強嫌いにさせてしまうのか、その特徴を見ていきましょう。

1. 子どもの勉強嫌いの理由は親子関係から?

親がどのように子どもと接しているかが、子どもの勉強意欲と大きく関係しているようです。“親のタイプ”や“家庭での様子”から、勉強嫌いを助長する親について考えてみます。

1-1 子どもの勉強意欲を失わせる親のタイプ

教育方針は家庭によってさまざまですが、子どもへの接し方によって親のタイプをいくつかに分類することができます。分類の仕方には諸説ありますが、ここでは4つのタイプに分けて考えてみます。

【タイプ1 厳格・虐待型】

子どもに対して厳しく接する親で、多くのルールを子どもに課し、守れないと厳しく叱責します。たとえ良いことをしても褒めることはほとんどしません。子どもは叱られるのが怖く、どんどん心を閉ざしていってしまいます。

【タイプ2 支援型】

子どもの自主性を重んじ、頭ごなしに否定したりしません。悪いことをした場合、怒鳴りつけるのではなく、きちんと説明する方法をとります。良いことをした場合は惜しまず褒めるため、子どもが前向きに育つ傾向があります。

【タイプ3 迎合型】

子どもに嫌われたくないという気持ちが強く、とにかく甘やかします。子どもに厳しいことはいっさい言わず、何をしても「いいよいいよ」と受け入れます。

【タイプ4 放任型】

子どもに対して関心がなく、叱ることも褒めることもしません。何をしても基本的に無反応で、子どもと一緒に過ごしたり、何かを教えようとしたりすることもありません。このタイプの親では、子どもの自尊心が育ちません。

この中で、もっとも子どもの自尊心や考える力を育てるのは、【タイプ2 支援型】です。このタイプの場合、子どもの勉強への意欲も高まるといえるでしょう。その他のタイプは、子どもを勉強嫌いにしてしまう可能性があります。
例えば、下記のような状況が考えられるでしょう。

【タイプ1 厳格・虐待型】

テストでいい点数を取っても褒められない。少しでも成績が下がると怒鳴られるので、テスト用紙を隠したり、ズルをしてでも点数を取ろうとしたりする可能性がある。

【タイプ3 迎合型】

テストの点数が悪くても、宿題をしなくても「いいよ」、「大丈夫だよ」と受け入れられる。そのため、勉強をしなくても良いと思ってしまう。

【タイプ4 放任型】

勉強をしてもしなくても、常に放置されるので勉強する意味を見出せなくなる。何のお手本も示してくれないため親子の信頼関係が築けず、勉強の悩みがあっても、親には相談しない。

1-2 親との会話量も子どもが勉強嫌いになる理由の1つ

家庭での親子関係と子どもの学習意欲は大いに関係しているようです。Benesse教育研究開発センターが行なった調査によると、普段から親との会話が多い子どもは、会話が少ない子どもに比べて、学習時間が長い傾向が見られました(下図)。

ただし、「上手な勉強の仕方がわからない」といった学習方法のとまどいについては、学年が上がるとともに親との会話量との関連が薄れていきました。

中学生、高校生と上がっていくにつれ、親との会話だけでは勉強に関する問題がすべて解決するわけではないということがわかります。しかし、親子の会話量が多いほど勉強意欲が高いということは全体を通していえそうです。

参照:「第1回子ども生活実態基本調査」

https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=3192

 

2. 勉強嫌いな子どもと親の関係は悪循環になっている!?

勉強嫌いな子どもの親は、多くの場合「どうしてうちの子は勉強しないんだろう」と状況を悲観しています。そして、「勉強しなさい」と叱ったり、「○○ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの」と誰かと比較したりしてしまいます。子どもには、子どもなりに、勉強をしたくない理由があるのかもしれません。しかし、叱られたり、比較されたりすることで、子どもは「どうせ言っても無駄だろう」とさらにやる気をなくしてしまうのです。勉強嫌いな子どもの親子関係には、悪循環が生まれていると考えられます。

子どもを勉強嫌いにさせる親は

  1. 兄弟や友だちと比べる
  2. 困った子どもだ…と悲観している
  3. 子どもの味方ではない

といった特徴があります。なぜ子どもが勉強をしたくないのか、その子の目線に立って考えてみる必要があるでしょう。「黒板の文字が読みづらい」、「ノートに書き写す前に消されてしまう」、「先生の声が聞き取りにくい」、「クラスのみんながうるさくて集中できない」、「どうして勉強しなければいけないのかわからない」、「問題集がつまらない」などなど、子どもなりの理由が隠れているかもしれません。その問題を解決してあげれば、すんなりと勉強するようになる可能性もあるのです。
このような、勉強への悩みを聞き出すためにも、普段から会話を多くして、子どもが話しやすい環境をつくっていくことが大切です。

 

3. 勉強嫌いの子どもを勉強好きにする秘訣

勉強嫌いな子どもと親の関係には、悪循環が生まれているとお伝えしました。では、それをプラスの循環へと変えていくにはどうしたらいいでしょうか。それは、子どもの良いところに注目し、褒めてあげることです。勉強嫌いな子どもが自分から教科書を開いた、テストの点数が少し上がったなど、どんな小さなことでも良いので、褒めるポイントを探しましょう。その際、やみくもに褒めるのではなく「教科書を開いてえらいね」、「テストの点数が上がってすごいね!」など具体的な言葉で褒めてあげるようにしましょう。

3−1 勉強へのご褒美を上手に利用する

言葉で褒めることがもっとも大切ですが、ご褒美も上手に取り入れると良いでしょう。低学年ならキャンディーなどの小さなものでも十分です。高学年になれば、シールを貯めて、そのポイントに応じてお小遣いをあげるといったことでも良いかもしれません。
また、子どもがゲームばかりして勉強しないと悩んでいる家庭では、「宿題が終わったら30分ゲームをして良い」というように、ゲームの時間をご褒美にするのもおすすめです。

ご褒美のあげ方については下記記事も参考にしてみてください。

3−2 両親の意思疎通が大切

ここで重要なのが、両親ともに同じ基準で子どもを褒めたり、ごほうびをあげたりするということです。たとえば、テストで50点を取って、お母さんには褒められたのにお父さんには叱られた……お父さんはお母さんよりたくさんごほうびをくれる……など、親の基準が曖昧だと、子どもは何が望ましいことで何が望ましくないことなのかがわかりません。夫婦でしっかりと話し合う必要があるでしょう。

 

最初から勉強が嫌いな子どもはいません。子どもが勉強嫌いになってしまった理由を考え、親子関係を見直すことで、意欲を高めていきましょう。普段から、学校の話や友だちの話など、何気ない会話をする習慣をつけていくことも大事です。

コラムの関連記事
  • 子どもにイライラしてしまう!怒りをコントロールする方法とは?
  • ペアレントトレーニングとは?その種類と受けられる場所や費用は?
  • 発達障害が引き起こす二次障害にはどんなものがあるの?
  • 限局性学習症とは?読み・書き・算数のつまずきを理解しよう
  • 言語発達遅滞とは?原因は自閉症?
  • 発表!発達障害と不器用さの関係について
おすすめの記事
言語発達遅滞とは?原因は自閉症?
コラム
3歳頃になっても言葉が出るのが遅い、本人からの話しかけや言葉がけが出てこない…「言語発達遅滞」かもしれません。言語発達遅滞とは何か、言語発達...