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子育て何をするにも子どもの行動が遅くてイライラしたり、何度言っても言うことを聞かなくてイライラしたり……。
子育てをするお母さんなら誰もが思い当たるのではないでしょうか。

「どうしたらテキパキ動いてくれるのだろう…」とお悩みのお母さんに、ペアレントトレーニングで用いられている「BBCチャート」をご紹介します。
「BBCチャート」とはどんなものなのか、行うときのポイントなどを見ていきましょう。

1. 良い行動を増やす「BBCチャート」とは?

「BBCチャート」とは、ペアレントトレーニングでよく行われるプログラムの1つです。
”BBC”とは”Better Behavior Chart”の頭文字をとったもので、日本語では「より良い行動のためのチャート」という意味になります。

※ペアレントトレーニングとは、発達障害の子どもを持つ親を対象に行われることが多い親向けのトレーニングですが、子育てをするすべての保護者に有効です。
保護者が子どもとの関わり方を学びながら、日常生活の困りごとを解消していくためのトレーニングで、さまざまな企業や療育施設、各自治体などでプログラムが用意されています。

2. 「BBCチャート」のやり方

まずは、基本的な「BBCチャート」のやり方をご紹介します。

2-1. 「BBCチャート」の基本的なやり方

BBCチャート やり方

(1)1日の中で特に問題が多い時間帯、スムーズに進まなくて困っている時間帯を取り上げる

例:朝の支度、学校から帰って宿題を終えるまで、夕食から寝るまで など

(2)その時間帯に子どもがやらなくてはならない行動を4~6つあげて表にする(下記の表を参照してください)

(3)それぞれの行動を子どもができるかどうか、各曜日のところに、できたら○、できなかったら×をつける

できた時は、その都度褒めるようにしましょう。

(4)週の終わりに集計して評価する

1週間の終わりに、それぞれの行動を子どもがどれくらいできたかを集計して評価します。

  • 子どもが進んでする、または良くできている(週4~5回程度)…◎
  • 時々する(週2~3回程度)…○
  • まれにしかしない(週1回程度)…△
  • しない(週0回)…×

などの基準を作ります。

(5)基準を作って良くできたらご褒美をあげる

あらかじめ評価基準を決めておき、子どもの達成度に応じてご褒美などをあげます。
基準は「◎が3つ以上だったら」とか、[◎は5点/○は3点/△は1点/×は0点]と決めて「合計15点以上だったら」というように採点します。

毎週のことなので、ご褒美は小さなもので大丈夫です。
子どもの好きなおやつ、「家族みんなでゲームをする」といった遊びなど、負担にならないものを考えましょう。
または、基準をクリアしたら台紙にシールなどを貼り、「シールを10枚集めたらご褒美」というようにしてもいいでしょう。

2-2. 「BBCチャート」の例

保護者の方が作った、「BBCチャート」の実際の表を見てみましょう。BBCチャート

このように、望ましい行動と時間をセットにし、時系列に沿って表にするといいでしょう。

3. 「BBCチャート」の効果

では、「BBCチャート」を作って実践することで、どんな効果があるのでしょうか。

(効果1)表にすることで、やることがわかりやすくなる

やることリスト「毎日毎日、やることをいちいち言わないとやらない」という保護者の悩みの背景には、子どもがやるべきことを忘れてしまう、次に何をすべきかがわからなくなってしまうということが考えられます。
「BBCチャート」を子どもの見やすい場所に貼っておくことで、次に何をすればいいかがわかりやすくなります。

(効果2)望ましい行動が増えていく

子ども 歯磨き「BBCチャート」の良さは、日常生活の中で成功体験を積めること、達成感を持たせられることです。
これまで「歯を磨きなさい」、「宿題をしなさい」と、親に言われて嫌々やっていたものが、歯を磨いたり宿題をしたりするだけで○がもらえるようになるのですから、これがモチベーションになり、徐々に望ましい行動が増えていきます。
この時、「お!自分から歯を磨いたね、すごいじゃん」、「2日連続でちゃんと宿題やってるね」など、その都度褒めることが大切です。

(効果3)プラスのコミュニケーションが増える

親子 コミュニケーション「BBCチャート」を始める前は、「早く○○しなさい!」というコミュニケーションが多くなってしまっているかもしれません。
しかし、「BBCチャート」を作ることによって「次は何をするんだっけ?」、「ちゃんとできたから○をつけるね」など、肯定的なコミュニケーションを増やすことができます。

(効果4)褒めるポイントがわかりやすくなる

子ども 褒める「早く○○しなさい!」と叱ってばかりだと、子どもを褒めることを忘れてしまう保護者も多いことでしょう。
「BBCチャート」では、できた時は○をつけるので、その時が褒めるポイントです。
保護者にとっても良い効果があるのです。

4. 「BBCチャート」をやる時のポイント

「BBCチャート」をうまく使っていくためのポイントをご紹介します。

(ポイント1)できるたびに褒める

子ども 褒める先ほども述べましたが、「BBCチャート」に入れた行動を子どもがやった時は、褒めることを忘れないようにしましょう。
大げさに褒める必要はありませんが、きちんと「ちゃんとできたね!」、「すごいじゃん」と、肯定の言葉をかけて見守ることが大切です。

(ポイント2)ハードルを上げすぎない

ハードル 上げすぎない何度起こしても起きない子どもに、いきなり「一人で起きる」という課題を与えても難しいでしょう。
「BBCチャート」に入れるときは「ママが3回起こすまでに起きる」など、子どものレベルに合わせたものにしましょう。
子どもが頑張ればできるくらいのレベルにするのがポイントです。

(ポイント3)定期的に作り直す

できることが多くなってきたら、少しずつ行動のレベルを上げて、望ましい行動をより増やしていけるようにしましょう。

叱ってばかりの日々に、変化をもたらすBBCチャート。
簡単に作れるものなので、ぜひ試してみてください。

「BBCチャート」という名前ではなく「チャレンジシート」や「チャンスシート」など、子どもがなじめるような名前に変えるのもおすすめです。

5. もっとペアレントトレーニングの内容を実践したいときは

学習教材「すらら」が2019年3月から、オンラインで参加できるペアレントトレーニングの提供を開始しました。
Webで実施するので全国、自宅からでも参加することができます。

ご興味ある方は下記サイトを見てみてください。

■すららの勉強ペアレントトレーニング
https://surala.jp/parental-services/bx-mgmt/lp/

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